イチローズモルト


 今週もあっという間に一週間が終わり、程良いというレベルを少し超過した疲労感を癒すために、久々に会社近くのバーで一杯。こちらには1ヵ月以上ご無沙汰しておりました。本日のメニューは


1. Ichiro's Malt 秩父 The First 2008 3yo 61.0%
  いよいよ秩父蒸留所の原酒がリリースされました。7,400本限定で通販などでも軒並み売り切れ中。わずか3年の熟成にもかかわらず1本1万円近いお値段ですが、今後の期待感も含めてそれだけの値打ちはあると思います。香り・テイストともに柑橘系のフルーツが先行して芳醇な甘さが感じられ、度数の高さを感じさせずにスムースに飲めます。3年熟成でこのまとまり方は素晴らしいです。今後は5年とか8年とかより熟成の進んだものへの期待が高まります。本当に今日は飲めて幸運でした!


2. Pittyvaich 1989 20yo 57.5%
  初めて飲む蒸留所でしたが、クリーンヒット。


3. Springbank Cask Strength 12yo 58.5%
  シェリー樽の甘さと濃厚でリッチな味わい。


4. Paul Giraud


と飲みました。度数高めの酒ばかりを空腹に注ぎ込んだので、酩酊する前に退散しました。家に帰ってソファーで眠ってしまい喉が痛い・・・

 カルネヤ@神楽坂(再訪)


 本日はチームの忘年会と後輩の引越祝いを兼ねて、「アンティカ オステリア カルネヤ」を再訪しました。先日は男女2名での訪問でしたが、今回は男子4名・女子1名での訪問で、がっつり肉を食べるぞとの意気込みで乗り込んだものの、前菜3品+スーパーカルネヤオールスターズのみで撃沈。20代男子は草食系なのか・・・
 熟成肉はもちろん旨かったが、今回はカルネクルーダ(タルタルステーキ)が好評でした。やっぱり生肉は良いなと再確認しました。


 10時前に解散して、僕は独り「歯車」へ。本日も新作モルトを幾つか頂きました。

1. Duncan Taylor The Octave for Malts and More Craigellachie 1999 11yo 56.4%
2. BBR Bunnahabhain 1979 32yo 53.8%
  極めて秀逸なシェリー樽長期熟成。これは旨かった!


このほかにギムレットとBaroro Chinatoを飲んで帰宅。

 オイスターバー


 学生時代からの友人であるアラフォー女子2名とオイスターバーで飲み会。女子のうち1名は5年振り位の再会かなぁ。大学のサークル関係の友人が大挙してFacebookを使い始めたこともあり、もの凄い勢いでオフ会の開催頻度が上がっています。今回もその一環でした。


 それにしても、大学時代の友人は女子も含めて異常に酒が強いので、19時からスタートして23時半まで延々と飲み、シャンパン1本(Laurent Perrier)+白ワイン2本が軽く空いてしまいました。おかげでお会計は1人2万円弱。「美味い物をご馳走してやる」と宣言していた手前、全額僕がゴチることに。まあ、4時間超も飲んでたらこんなものか・・・


 飲み会の話題は専ら「婚活」で、要は「良い男紹介してくれ」ということなのですが、最近はつとにネタ切れ状態なんですよね。人口動態的な統計を見ると、同年代だと結構な割合の独身男性がいるはずなんだけど、私の周りは99%既婚で、残り1%はバツイチといった感じ。仕方が無いので、熟女好きの若手でも探すことになりそうだが、このミスマッチは結構根深い感じがする。


 一次会解散後は、Bar66で一人飲み直し。散財ついでなので、タクシーで帰ろうと思って飲んでいたら、大先輩であるU氏が来店し、そのまま2時近くまで飲むことに。本日のラインアップは、


1. The maltman Highland Park 1998 12yo 46.0%
2. Cooper's choice Laphroaig 1999 11yo 46.0%
3. Connoisseurs Choice Brora 1982 28yo 43.0%


ということで、どれも良品でした。


お探しの店舗のページはありませんでした

 カルネヤ@神楽坂


 本日は後輩のアラサー女子と新しい店の開拓。彼女は「本来の意味」で肉食系なので、旨い肉の食べられる店ということで、Bar歯車の濱本さんにご紹介頂いた「アンティカ オステリア カルネヤ」に伺いました。店の場所は大江戸線牛込柳町牛込神楽坂の中間位で、飯田橋から歩くと20分くらいでした。水曜なのに大盛況で、前日の連絡で予約できてラッキーでした。
 で、食べたものは・・・


・前菜:いちじく・生ハム・モツァレラチーズ
・前菜:エゾ鹿のカルパッチョ
・パスタ:カラスミのアーリオオーリオ
・メイン:熟成肉のステーキ


という感じで、小食の男女2名だと、これが限界ですな。カルネヤ・オールスターズは今度大勢で来た時の楽しみに残しておきましょう。これにカクテル×3、グラスワイン×3、デザートを合わせて13,000円はコスパ高いなぁ。リアルにお会計間違えているのかと思った・・・
 やはり熟成肉が旨い!もともと胃腸が強くなく、年のせいもあってか、最近は牛の脂が全くダメで、高級霜降り肉を食べると下痢をする身としては、脂が少なく肉の旨みが凝縮した赤身は最高のご馳走です。連れの「肉食系」女子も大満足でした。


 食事後、神楽坂駅まで歩いて解散。幸い胃の中に酒の入るスペースは空いているので、以前から行きたいと思っていたサンルーカルにお邪魔しました。7人掛けのカウンターが幸い1席空いており、そこに着座。誰もが認める新橋さんのハードシェイクを堪能するために、ギムレットを注文しました。氷の浮かんだテンダー・スタイルのギムレットは実に美味い!アルコール度数の高いカクテルですが、それを一切感じさせない優しく角の取れた味わいでした。円熟味と言っても良いかもしれない。それとは逆に、歯車のギムレットはある意味、定規で図ったように隙の無い堅さかなぁ。どちらが良いとか悪いとか、上手いとか下手とかいうのではなく、バーテンダーの個性の発現としてその違いを楽しみたいものです。


1. ギムレット
2. DUPUY 1990
3. Romate Old&Plus Pedro Ximénez


を飲んで店を出ました。コニャックもシェリーも美味しく頂きました。新橋さんの人柄が好いので、近いうちに再訪しなければ・・・


 この時点で23時を回っていたが、この際なのでカルネヤ訪問の報告をするために歯車へ。


1. Excusive Malts Laphroaig 1990 19yo 50.4%
2. Cherry Brandy


さすがに平日にタクシー帰宅は不味いので、ギリギリ終電で帰宅。楽しい一日でした。

サンルーカルバー

食べログ サンルーカルバー

歯車

食べログ 歯車

 歯車@神楽坂


 ここ3週間位はいきなり目の回るような忙しさでした。ただ、忙しさの内容があまり良くなく、ルーチン:3割/前向きな仕事:2割/後ろ向きの仕事:5割、といった感じ。労働時間が長くなるのに加えて、精神的なストレスも結構きつくて、今月に入って人生初の本格的な腰痛を発症する羽目に。割と地味に痛くて夜も良く眠れないので、近所の整形外科に行った訳ですが、これが非常に混雑していて、診察〜レントゲン〜理学療法まで3時間オーバー。これは社会保障費が青天井に増えていく訳だと、妙に納得しました。


 今週は特にタイトなスケジュールでしたが、「前向きな仕事」の方は顧客へのプレゼンテーションが予想以上に上手くいったので、腰痛発症以来の断酒を解禁することに。「後ろ向きな仕事」の方は上層部からの圧力を微妙に交わしながら先送りし、外部環境が好転するのを待つのが上策と考えており、密かにそれを実行中。


 ということで、行きつけの歯車で一杯。8時位に入店したが、天候が悪かったからか、10時位までかなり空いていたので、落ち着いて酒を楽しむことができました。


 本日のリストは、

1. Bamboo
2. Visual Flavour Clynelish 1997 14yo 57.1%
  Clynelishの個性はそのままに、香りと味における「甘さ」が強調されてる感じかなぁ。
3. The Whisky Agency Littlemill 1989 21yo 47.1%
  一言で言えば上品。芳醇なフルーティーさが前面に立つが、どことなく儚げで必要以上の主張はしない。
4. G&M Secret Stills Isle of Skye(Talisker) 1986 21yo 45.0%
  本日の逸品。Taliskerのボトラーズはかなり貴重で、僕も初体験。そもそも重厚でフルボディなTaliskerを、First Fill Sherry Buttで仕上げて甘さを加えてイメージで、全体的に複雑な味わいに。
5. Cherry Brandy
  詳細は不明だが、オランダ産だったような・・・ かなり古いボトルでわざわざ開けて頂きました。コルクが乾燥して大変そうでした。開けてしばらくすると、さくらんぼの瑞々しさが復活。美味しく頂戴しました。


 今日も良いラインアップでした。良いお酒を楽しく飲むと、また活力が湧いてきます。来週からは「後ろ向き」の案件をコツコツと片付けますか・・・


歯車

食べログ 歯車

 クニ子おばばと不思議の森

 新聞の番組表を見てふと思うところがあり、NHKスペシャルを見てみた。結論から言えば神番組だった・・・


 前にも大台ケ原の話でエントリーを書いたと思うが、自然がテーマのNHKスペシャルは出色のものが多い。今回もたっぷり1年掛けて取材しており、民放ではありえない贅沢な作りにため息です。


 内容は宮崎県椎葉村での焼畑農業のお話。椎葉クニ子さんの語りが非常に良いんですよ。朴訥なんだけど、語っている内容は非常に深遠で、成功哲学とかのエッセンスに近いことをサラっと言っちゃいます。原始アニミズムから神道に至る、神がそこかしこに「在る」という感覚が現実のものとして迫ってくる感じです。畑を焼く煙が大きなつむじ風のようになって空に昇っていく映像があるのですが、クニ子おばばに「神が天に帰る」と言われれば、正にその通りだなぁとしか感じられません。素晴らしい映像美と菅原文太さんのナレーションと相俟って、何度もウルっときました。


 焼畑農業自体はたくさんの人を養える類のものではなさそうですが、自然の理には適った農法のようです。樹齢30年位の若い樹は切り倒しても再生するんだね、知らなかったよ。あの斜面で採れたソバはいかにも美味しそうだったなぁ。また、行ってみたい所が増えた!


 次回の再放送は2011年10月6日(木)0:15〜1:04 忘れずに録画せねば・・・

 歯車@神楽坂

 久々の更新。やはり日常の更新はFacebook中心だなぁ。とはいいつつ、Facebook上での友達(もちろんリアルでも友達だけど・・・)が増えてくると、何となく書く内容に気を使うし、Facebook自体がブログのように長文をダラダラ書くような類のものでもない気がする。少しずつブログの方も再開していかねば・・・


 本日は資産運用関係の勉強会の後期第1回目。私も含めてちょっと弛緩した感じの雰囲気になってきていて、色んな意味でちょっと引き締めないと、良い成果が出ないかも。次回は僕が発表なので、ちょっと気合入れるか。


 で、勉強会が終わったら10時だったけど、予定の無い3連休前なのでクールダウンに一杯飲むかと神楽坂へ。新しい店でも開拓しようと思いつつも、週末でどこも結構混んでて、結局は一人でも飲みやすい「歯車」に。ちょうど1席だけ空いてた。駆けつけにマティーニをぐっと飲み干してモルトに移行。前回からの宿題をこなす。


 本日のリストは

  • Douglas Laing, Double Barrel 8yo Macallan & Laphroig 46.0%

  マッカラン(12年)とラフロイグ(8年)のヴァテッド。配合比率はよく分からないが、香り・味ともにラフロイグが勝っているかな。フィニッシュでほのかにマッカランの甘みを感じる程度。

  • Douglas Laing, The Old Malt Cask Strathmill 36yo(1975) 44.1%

  熟成の効いた濃厚な甘みを感じるが、ヘビー過ぎず非常に上品な仕上がりに感じる。次への繋ぎにハーフ・ショットで頂く。

  • Edition Spirits, The First Edition Highland Park 21yo(1989) 1st Fill Sherry 50.9%

  本日のヒット。先に飲んだストラスミルよりもさらに濃厚な味わい。最近、度数強めかつシェリー樽熟成にハマっているので、これはかなりツボにはまる。濱本さん曰く「秋冬用の品揃えです」とのこと。新進気鋭のボトラーズのようなので、次回作にも期待したい。

  • Remy Martin
  • Beltora Medium Amonri

  シェリー。中甘口のアモンティラード。


 ということで、閉店近くまで飲んで終電で帰宅。お勘定は・・・6杯も飲んだのに安かったなぁ。「血糖値が下がったでしょう」って、カステラまで特別に出してもらったし。それにしても、週末はやはり客層が若干悪くなるの仕方ないか。酒を飲まないカップルと酔いすぎた男性二人組がいて、濱本さんがかなりイラっとしてましたね。その分、濱本さんと酒談義をたっぷりできましたが・・・