八ヶ岳・河原木場沢


醤油樽の滝駐車場(07:30)〜醤油樽の滝(08:00)〜10m滝(11:30)〜稜線(14:40)〜西天狗岳(15:15)〜根石山荘(16:30)〜オーレン小屋(16:55/17:05)〜駐車場(17:50)


 台風の影響で1週ずれましたが、以前から誘われていた八ヶ岳西面・鳴岩川・河原木場沢の沢登りにチャレンジしてきました。この沢は醤油樽の滝という美滝を有して、どちらかと言えば冬季のアイスクライミングのルートとしての方が有名ですが、沢登りの対象としても十分に楽しめるルートでした。


 小淵沢の道の駅で前泊した後、2台で登山口に向かい、下山してくる桜平に1台をデポしました。3連休のど真ん中ということで駐車場は超混雑しており、何とか1台分のスペースを確保できた感じでした。醤油樽の滝ハイキングコースの入り口にもう1台を停めて、そこから入渓しました。醤油樽の滝までは登山道に沿って進み、醤油樽の滝を見学した後、高巻きに移りました。恥ずかしながらルートファインディングをミスってしまい、1時間半以上掛かって醤油樽の滝上に出ました。



醤油樽の滝


 そこから先はナメ滝が続いて快適な遡行が続きましたが、途中の10m滝で先行パーティーに追いついてしまい、順番待ちで40分位のロス。10m滝は上部・下部ともに左壁をリードしましたが、上部の草付が若干いやらしい感じでしたので、我々のパーティーは上部だけアンザイレンしました。



10m滝


 その後は割と早い段階で水が枯れます。「春夏秋冬八ヶ岳(敷島悦朗著)」の遡行図ですと、火口のような荒涼とした源頭部へ向かって左の尾根に詰めるのですが、我々は本流を忠実に辿ってより西天狗岳に近い稜線を目指します。そうすると、草原状の明るく開けた源頭部を経て、ガレ場やヤブ漕ぎも無く登山道に出ることが出来ます。


 装備を解いた後は西天狗岳〜東天狗岳根石岳と進みますが、疲れた足にはこの微妙なアップダウンが意外に応えます。根石山荘〜オーレン小屋〜桜平までの登山道は極めて快適で、何とか日没までに駐車場に辿り着きました。下山後は鹿の湯で入浴。連休の中日ながら中央道は40kmの大渋滞で、東京都に入る頃には日付が変わっていました。同行者を送って帰宅したら深夜3時を過ぎており、22時間行動でクタクタに疲れました…