Alumniゼミ(後期第1回目)


 今日からAlumniゼミが再開されました。後期のテーマは「最小分散ポートフォリオ」ということで、株式運用業界では若干ホットなテーマを、Stochastic Volatility(SV)モデルを用いて考えていくという方向性になるようです。要素技術としては、前期に続いてMCMCを中心として、Efficient Importance Sampler(EIS)やParticle Filterなどを用いていくこととなります。


 第1回目は他の参加者がSVモデルの解説を行いました。状態空間モデルにおける潜在変数(SVモデルの場合はボラティリティですな・・・)をサンプリングしないと、パラメータが推定できないというのがSVモデルの厄介な点ですが、今週はそこまで至らず。


 次回以降の発表者として僕が指名されてしまい、最小分散ポートフォリオの論文「Minimum-Variance Portfolio in the U.S. Equity Market」を発表することとなりました。まあ、債券畑の人間が読んでみるのも新鮮かもしれませんね。新ファンドの立ち上げなどで忙しいですが、1ヵ月は猶予がありそうなので、ぼちぼち読んでいくこととします。