白馬三山縦走(1日目)


猿倉(8:00)〜白馬尻(8:45/55)〜葱平(11:25/35)〜白馬岳頂上宿舎(12:45/13:00)〜白馬岳山頂(13:40)〜
白馬岳頂上宿舎(14:00/14:15)〜白馬鑓ヶ岳(16:30)〜天狗小屋(17:15)


 久しぶりに登山に行きました。夏に幾つか沢登りの企画があったものの天候不順で中止になるなど、本当に今年は山に行けてなくて、縦走は去年の西鎌尾根以来となります。この行けなかった分を取り戻す意味で、本来は21〜22日に休暇を取得して、白馬岳から鹿島槍を越えて扇沢まで後立山連峰の中心部を一気に歩き通そうと考えていました。そのために、ワコールのCW-Xなんぞを購入したり、食料と装備の増加に備えて70Lの冬用ザックなどを引っ張り出して準備を進めていたのですが、出発前日になって急遽21日に営業同行の仕事が入り、あえなく当初の計画は御破算となりました。仕方なく2泊3日程度で無理なくこなせる白馬三山縦走という、やや軟弱な計画に落ち着きました。


 17日の10時過ぎに自宅を出て、関越道〜上信越道〜須坂長野東IC〜白馬長野道路という経路で、八方尾根の第1郷の湯そばの駐車場に午前2時過ぎに到着。猿倉行きの始発バスはAM6:00発でしたが、さすがに仮眠3時間程度だときついので一本見送って、AM7:20のバスに乗ることとしました。しかし、猿倉までの林道で乗用車の脱輪事故(VOLVOSUVが側溝に落っこちてました・・・)あって出発が遅れ、事故現場の前後でバスを乗り換えたりしたので、猿倉に着いたのは8時頃でした。到着後すぐに出発し、45分程度で白馬尻へ。小屋で水を補充した後、いよいよ大雪渓を登ります。さすがに9月後半なのでしばらくは右岸のガレた所を登った後、途中から軽アイゼンを付けて雪渓中央を40分ほど登ります。



大雪渓下部


その後、葱平で小休止して、12:45に小屋に到着。標高差が結構ある上に、山歩きが久しぶりなので結構時間がかかってしまいました。小屋の前のテーブルで行動食を食べた後、折角なので空身で白馬岳の頂上を往復しました。



白馬岳山頂


 基本的には本日はここで幕営の予定で、オプションとして、余裕があれば天狗山荘まで足を伸ばす計画でした。この段階でまだ14:00でしたので、頑張れば17:00頃には天狗山荘に着けるだろうと考え、先を急ぐことにしました。杓子岳は以前に残雪期の双子尾根を登攀した時にピークを踏んだので今回はパスさせて頂き、中腹の巻き道を通りました。



杓子岳を望む


白馬鑓ヶ岳の山頂はすっかり霧の中でしたが、山頂の祠にお参りさせて頂くとすっきり霧が晴れました・・・ 



白馬鑓ヶ岳山頂



白馬鑓ヶ岳からの下り


 さすがに猿倉から標高差1,600mを登って、その後もアップダウンを繰り返しながら歩いてきましたので、だんだん足が動かなくなってきましたが、何とか日没までに天狗小屋に到着。



天狗小屋


 テントを張り終えた所できっちり日没となりました。小屋でビールと水を補給して夕食を摂り、19:30に就寝。