ポンド急落


 本日の国内債券市場は30年債入札を順調に通過し、堅調な推移となりました。イールドカーブ的には超長期ゾーンのバリュエーションって、そんなに割安ではないと思うのですが、本日発表された12月の投資家別国債売買高では生保の皆様が積極果敢にお買い上げされておりましたので、そういうニーズがまだ続いているのでしょう。


 本日の話題は英ポンドでして、対ドルで7年振りの安値とか。きっかけは、RBSの巨額損失(280億ポンド≒410億ドル)なんですが、この額って
シティグループやバンカメに勝るとも劣らない大きさですよね。アメリカでさえヒィヒィ言ってるのに、英国政府は本当に救済できるんですかね? いやぁ、マジで。来月あたりには政府保証付きの円建て外債(サムライ債)を出す予定だったはずで、個人的にはスプレッド次第では良い投資対象かなぁとか思ってたのですが、ちょっと真面目に考え直さなきゃダメかもね。それよりも、ギルトの入札出来んのかな? ブンズみたいに未達になったりして・・・ 何気にwktkですな。


 で、わが国の国会は相変わらず「定額給付金」と「消費税」に拘泥されておるようですが、「リカードの中立命題」がある程度成立しているなら、「消費税引き上げ」を公約に入れようが入れまいが一緒ですよね。まぁ、そういう観点で話しているのでは無さそうですが・・・


 それから、中国方面で鳥インフルエンザが地味に広がっているのが不気味ですね。