NYの飛行機事故


 世間的にも風邪が流行っているようでして、私の方も寝込む程の風邪って訳じゃないんだけど、リンパ腺が腫れて微妙に熱っぽい感じが続いてます。その割に仕事は結構はかどって、リサーチに時間を割くことができましたので、充実した一週間でした。


 債券市場の方は、今週発表された経済指標(機械受注とか景気ウォッチャー調査)が非常に悪かったこともあり、再び金利低下基調に戻ってきたようです。機械受注は設備投資の先行指標なのですが、この分では今後2四半期位では設備投資の回復は望めそうにない雲行きになってきましたね。やはり、10年金利は1%を試さざるを得ないのでしょうか・・・


 で、NYの飛行機事故ですが、死傷者ほぼゼロということで本当に奇跡のよう状況ですね。夜のニュースで詳細を見たのですが、この機のパイロットが非常に冷静沈着でしびれました。機長はチェスリー・サレンバーガー氏で、元空軍パイロットで操縦暦40年の大ベテランとのこと。機体に大きな損傷を与えずにハドソン川に不時着させ、全乗客の避難を確認した後、最後に脱出するという所作に、プロフェッショナルの真髄を見たような感じがしました。仕事の分野こそ全く異なりますが、資産運用業でも数年に一回はクライシスに遭遇してしまいます。そうした時にこの機長のように、美しく危機を切り抜けられるように成長しなければと感じさせられました。