イスラエルのガザ侵攻


 昨日の夜から非常に体調が悪く、胃腸がダメージを受ける風邪のようです。柴胡桂枝湯 (さいこけいしとう)を飲んだら、かなり落ち着きました。


 掲題の通り、新年早々から地政学リスクが高まっており、原油価格も微妙に下支えされていますね。5日から地上戦が開始されて、民間人の犠牲者も増加の一途を辿っている訳ですが、今回の一件については、アメリカ同様にイスラエルの肩を持ってあげたい気分です。


 そもそもの発端は、停戦期間中にも拘らず、ハマス側がロケット弾攻撃を突如再開したことです。それに対してイスラエルが自衛的に報復するのは致し方ないことでしょう。さらにハマスのやり方が汚いのは、空爆を受ければ当然ながら民間人の被害者が出るような場所に、ロケット弾を隠匿していることです。最初に仕掛けておいて、(出るべくして出た)民間人の犠牲者をマスコミの目に晒すことによって、「イスラエルは悪である」という国際世論を喚起する。それがゲリラのやり方だと言われればそうなのですが、こんな単純な戦略にマスコミやジャーナリストなどが簡単に引っかかる
から始末が悪いのです。その戦略が効果的であればあるほど、民間人に犠牲者が出るとは想像できないのですかね。


 ハマスってのは、本当の大幹部はみんなシリアにいるんでしょ。てめぇの手を汚さずに高見の見物で、下っ端の兵隊は民間人を盾にして(中国製)カチューシャロケットで戦争ですか・・・ 全くもって腐った連中ですね。シリアとかイランとか筋の悪い国家にしか支援されない理由が分かる気がします。


 もちろん、現在のイスラエルパレスチナは座視できない状態なことは確かです。イスラエルが中東から消えてなくなり、建国以前の状況に戻ることは最早不可能なのですから、歴史的な経緯はさておき、平和的な共存の可能性を模索するしかありません。そうした中、ハマスのような存在は害悪以外の何物でもないでしょう。ガザ住民のような絶望的な貧困の中では、武力によって解決を図ろうとする団体に積極的な支持が集まることももちろん理解できますが、それは麻薬のようなものです。彼らを支持しても、和平など永遠にやってきません。


 麻生首相が外相だった頃、結構積極的にパレスチナの支援をやっていたと思うのですが、あれは今どうなったのかなぁ。その場凌ぎの人道支援とかじゃなくて、産業振興のようなことをやっていて、非常に良いやり方だと感じたような気がします。将来的にユダヤ人とパレスチナ人が平和裏に共存できるか否かは、やはり産業なり農業なりの基盤があの地に根付くことに懸かっていると思います。貧困は対立しか生みませんが、一方で「衣食足り
て礼節を知る」のも世の習いです。パレスチナ人の生活水準が上がれば、武力衝突へのインセンティブも必ず下がるはずです。日本政府におかれましては、中国へのODAなんか早々に止めて、真の意味でのパレスチナ支援に注力してはいかがでしょうか?成功したら間違いなくノーベル平和賞でしょうね。


 まぁ、それにしてもカチューシャロケットが中国製とは・・・orz
世界中に戦争の種を蒔いてますね。迷惑な国家だこと。