年初の雑感2009


 2009年が始まっちゃいました。丑年で今年は年男です。もう十二支が3回転もしたかと思うと、感慨深いものがありますね。


 2008年を振り返ると、金融市場的には「未曽有」の危機だったのですが、国内債券市場を相手に働いている私個人としては、殆どダメージを受けておらず、「良い経験をさせて貰いました」といった感じですね。もちろん国内でもクレジットや物価連動国債ミザリーな状況でしたが、エクスポージャーは小さかったので、同業他社の皆様に比べれば心労も少なかったと思います。また、会社の雰囲気もクライシスの最中にしては、それほど暗く
なく、爆心地からは少し外れてるんだなという印象ですね。


 2009年はどんな年になるのでしょうかね。本当にワクワクしています。


市場については、


 ■景気の底は2009年2Qか3Qだが、実質GDP成長率がプラス転換するのは2010年1Q以降。
 ■消費者物価(全国コア)は6月辺りからマイナス圏に突入。
 ■株式市場の底堅く推移し、2008年の安値を割込むことは無い。
 ■長期金利(10年)は一時的に1%を割り込むが、長続きはしない。


といったイメージを抱いています。有望な投資対象としては、内外ともにクレジットではないかと考えています。日米ともに量的金融緩和に踏み込んでいますので、ある程度金利水準を潰した後は、クレジット市場に資金が漏れ出て行くのが経験則です。2009年前半はこの辺りで少しお金を稼ぎたいところです。


 仕事の抱負については、チーム運営がようやく軌道に乗って来ましたので、後輩への権限委譲を大胆に行なって、彼らの成長機会を提供してあげたいと考えています。また、それによって出来た時間を用いて、プレーヤーとしてさらなる成長を遂げるよう努力していきたいところです。あとは第二の人生に向けた種蒔きを少しずつしていきたいですね。