協調利下げ


昨日は「朝起きるのが楽しみです」などと書いてみたのですが、本日もイベントたっぷりで疲労困憊です・・・


NYダウの大幅続落を受けて、国内株も朝方から気持ちよく下落! 後場に入っても下げ止まらず、最終的には日経平均で1,000円近い下落に。
JGBは朝方こそ上昇していたものの、FB入札が捌けずに短中期ゾーンが激弱となったため、伸び悩みの展開となりました。この間、為替市場では円独歩高が進行。ドル円も一時100円を割り込みました。特にむごかったのがオセアニア通貨で、豪ドルなど一時10%程度まで下落していました。


このような相場展開の中で、アドホックな仕事も舞い込んできてかなり疲れており、20時頃に退社しようとしたのですが、ここで協調利下げのニュース! FRB・ECB・BOE・カナダ・スイス・スウェーデンの6ヵ国がそれぞれ50bpの利下げ。個人的には今週末のG7を経てから行われるかと思っていましたので、迅速な対応でしょう。我らが日本銀行は協調利下げを支持する旨の声明を出したのみでした。(そりゃ、お付き合いで50bp下げたらまたゼロ金利ですからね・・・)


利下げの効果はというと・・・ 今のところ無かったようです(爆)


株価の下落については、ヘッジファンドや普通の投資信託でも世界中で解約殺到中だと思われますので、キャッシュ化の必要に迫られた投資家が淡々と売りを出しているのは仕方の無いことです。脆弱な新興国の株式市場だといつ閉鎖されるか分かりませんし、米国でも空売り禁止が公然と行われるのですから、株式のリクイディティを過信することは危険な局面といえます。一般の投資家の方には分かりにくいかも知れませんが、決められた期限の中で現金を用意できないというのは、ファンドマネージャーにとってかなりの恐怖なのです。一般の企業でしたら、手形の不渡りに該当するようなことですので・・・


相場については暗いニュースばかりで、私の個人的なポートフォリオも久しぶりに含み損状態です。とはいえ、以前は手の届かなかった優良株がバーゲンセールとなっており、ROE10%以上でPBR1倍未満、PER10倍以下という銘柄がゴロゴロしております。そろそろ現預金を取り崩そうかと考え始めました。


明日も朝起きるのが楽しみです。