日和田山


 本日は日和田山のゲレンデでロッククライミングのトレーニング。ここに来るのは久しぶりだなぁ、と思って過去の記録を調べたら約8年ぶりで、今は亡きYさん(2年前のGWに剱岳で遭難死)と来たのが最後でした。当時はもう少しクライミングに燃えていたなぁ・・・


 高麗駅9:00待ち合わせでしたが、車で行く方が圧倒的に楽なので、狭山日高ICからR299経由で巾着田の駐車場(1日\500)に到着。朝起きるのがつらくて、家を出たのが8:00前だったのでちと遅刻かなぁと思いましたが、高速・下道ともに空いておりほぼ時間通りに到着しました。同行者に電話を入れて、ゲレンデでの集合にしてもらいました。ゲレンデに到着すると、案の定トップロープのスダレ状態。女岩の方が若干空いていたので、そちらでトレーニングを行なうこととしました。
 本日の目的は、これからのシーズン(沢登り&バリエーション登攀)に向けて、リード&フォローの連携確認とレスキューシステムの復習です。まずは、メンバー全員がリードで登攀⇒ビレイポイントの作成⇒フォローの確保⇒懸垂下降での下降を行ないました。コールの掛け方なども注意し、一連の動作を素早く無駄なく行なえるようにしておきます。そういうことが実際の山行での行動時間の短縮につながります。ロープの結束については3パターン、ダブル・フィッシャーマンズ・ノットとエイト・ノット、オーバーハンド・ノットを確認しました。
 昼食を食べた後はレスキューシステムの復習に移行し、ムンターヒッチやエイト環を用いてのロワーダウンや、引き上げシステムの3パターン(1:1、2:1、3:1)のセッティング方法を実践しました。我々が入山するのは通常の登山道ではない所が多く、不幸にして事故が起こった場合でも救助を要請することが困難なことが想定されるため、最低限のことを自前で出来ることは当然のことですね。メンバーのIさんから教わったのですが、引き上げシステムのバックアップについて、通常のプルージックではなく、ブリッジ・プルージックという形を使った方がロープの流れがスムースにいくとのこと。この方法では、ロープを引いてプルージックがカラビナ側に移動しても、プルージックを元の位置に戻さなくてもロープが流れ続けました。もちろん、マッシャーやバックマンなどの片方向の時だけ止まる方法を用いても構いません。


 一通り練習すると15:00になりましたので、そのまま下山。メンバーを飯能駅まで送って帰宅しました。Iさん、Kさん、お疲れ様でした。
 来月は梅雨の最中だけど沢登りかなぁ・・・うーん、正直きびしいなぁ。仕事の方は、新ファンドのプロジェクトリーダーに任命(といっても、企画者は僕なので当然なのですが・・・)されてオーバーワーク気味だし、学業(Alumniゼミ)の方もいよいよ発表が回ってきたので入念な準備をする必要があるし、余暇に割く心の余裕がちょっと乏しいですね。でも、生活自体は公私共に充実してるのは確かで、嘆くようなことではないですけどね。