ベイズ計量経済分析とPat Metheny


 前回書いたように半年間ほどAlumniゼミで勉強することとなったため、早速Amazonにて参考書を注文。前回のゼミの時に教授から幾つか挙げて頂いた入門書の中から、とりあえず和書のものを購入。これ以外の推薦書は洋書で、それらの書名をメモりながら「Amazonに在庫あるかなぁ」と、その場にいた参加者は皆考えていたのですが、必要なものはコピーしてくれるそうなので、そのお言葉に甘えることにしました。


 で、購入したのが、「ベイズ計量経済分析−マルコフ連鎖モンテカルロ法とその応用」(編著:和合肇 東洋経済新報社 \4,600)でした。当面はこれと教授に貰ったテキストで勉強します。


 あと、Amazonのギフトカード(Visaカードのポイントで貰ったもの)が3,000円あったので、ついでにCDを購入。去年iPodを買ったのだからiTunesで買えば良いような気もするが、音楽に関しては未だCD派なのです。今回は、Pat Methenyの古いアルバムで持っていないものを2枚ほど購入して、ライブラリを充実させました。Pat Methenyについては、2006年9月に出た「Metheny Mehldau」があまりに良すぎて、車の運転時と残業時のヘビーローテーションとなっていましたが、Amazonのレビューを読んでると、Methenyがレーベルを移行(ECM→NONESUCH)してからリマスターして出された「The Road to You: Recorded Live in Europe」の評判が異常に良いので、これを購入。あと、夜中というか寝る前に軽く酒を飲みながら静かな曲を聴きたいので「One Quiet Night」も併せて購入しました。


 「The Road to You: Recorded Live in Europe」については、「First Circle」や「Have You Heard」など名曲がライブの臨場感を持って味わえますし、リマスターのおかげかライブアルバムなのにスタジオ録音のような澄んだ音色となっている点も秀逸です。個人的な好みとしては、何故か「Last Train Home」が心に刺さります。ドライブ感のあるメロディなのに、どこか儚げな寂しさが漂っている感覚が素晴らしいです。あと、Pedro Aznarのボーカルが最高ですね。


 「One Quiet Night」の方は全く指向が違って、バリトン・ギターによる全編ソロのアルバムです。Pat Methenyが自分の心の中を呟いているような、非常に内向的な印象を感じます。車の中やオフィスではなく、家に帰って今日一日を振返りながら聞くのに最適なアルバムです。スティール弦のシャープな音色には本当に癒されます。


 思い起こせば、僕がPat Methenyを知ったのは高校生の頃で、深夜に受験勉強をしながら聞いていた「松任谷由美オールナイトニッポン」でフィラーとして流れていたことがきっかけです。もうかれこれ20年近く聞いていることになるなぁ。でも、全く新鮮さが衰えないってのは本当にすごいことだと思います。今回の「The Road to You: Recorded Live in Europe」だって、1990〜91年のヨーロッパツアーの録音ですからね。それだけ普遍性が高いということは、反面マンネリとの闘いになるのですが、Pat Methenyについては、「Metheny Mehldau」のように、Brad Mehldauという若い才能とコラボることにより新機軸を切り開いたりして、今のところ上手くそれを乗り越えていると思います。たぶん、このまま一生聞き続けるだろうなぁ・・・