最終講義


 我が母校である一橋大学大学院国際企業戦略研究科。その創始者の一人である三浦良造先生が本年を以って退官されるため、その最終講義を聴講して来ました。到着時点で既に懐かしい6階の講義室はほぼ満員状態。ICSの現役・OBのみならず、東大の楠岡先生、成城大の塚原先生もお見えになられておりました。今回の講義は三浦先生の足跡を辿るということで、「数理統計学と“金融工学”の中で」というタイトルで講義が行なわれました。聴講してみて改めて三浦先生ってやはり数理統計学者なんだよなぁと再認識しました。ノンパラメトリック統計学も入学当初はあんなにみっちり教え込まれたのに、現場に戻ると全然活用できてないなぁと反省させられました。三浦先生も当面は客員教授としてもう少しICSに残られるとのことですので、直に指導を受けたい若者は急いでICSに入学しないとね。


 講義終了後は3階の食堂で謝恩会。現役有志の周到なアトラクションで非常に楽しい会でした。私の方はかつての指導教官と市場談義。謝恩会が終わった後は同期の面々と神保町で2次会。夕方4時から飲んでいたので早い時間に酔っ払い、9時頃には散会して帰宅しました。


 うーん、良い1日でした。僕もあんな風にリタイアの時を迎えたいものです。