久々の帰省


 先週末に祖母が入院したとの連絡を受けたため、有給休暇を取得して帰省しました。幸いなことに容態は安定しており、本日は面会時間に間に合いそうも無いため、帰省途上にちょっと寄り道をして伊勢神宮に参拝してきました。


 のぞみ217号(東京9:20⇒名古屋11:03)で名古屋へ行き、近鉄に乗り換え。宇治山田行き急行(名古屋11:21⇒伊勢市13:00)で伊勢市へ。まずは外宮(豊受大神宮)から参拝します。



外宮(豊受大神宮) 豊受大御神が御鎮座されています。


 厳かに参拝した後、バスで内宮(皇大神宮)へ。内宮の方は外宮に比べて参道が賑やかですので、参拝の前に昼食(伊勢うどんと手こねずし)を頂きました。いつもながら、元関西人の味覚として「伊勢うどん」が美味しいのかどうかは未だに分かりませんな・・・


 五十鈴川に架かる橋はあいにく工事中(架け替え中?)で、リズミカルな槌音(TVの取材が来てました・・・)を聞きながら仮橋を渡りました。本宮へ至る参道は巨大な杉が林立していて、何時来ても荘厳な気分になります。その一方で非常に心が安らぐのは、こうした原初の森(もちろん人の手は入っていますが)というのは、日本人の原風景の一つとしてDNAレベルに刻み込まれているのでしょうかね。海外からの参拝客観光客もたくさんいましたが、彼らの目にはこうした風景がどのように映るのか興味深いところです。本宮では、天照大御神に日頃の感謝、すなわち「生かされていることへの感謝」を捧げさせて頂きました。



内宮(皇大神宮) 天照大御神が御鎮座されています。


 内宮を出た後は、定番の「赤福」でお茶。賞味期限の問題で一時期は大変だったようですが、今はすっかり客足も戻っていました。久しぶりに赤福を食べましたが、あんなに甘かったっけ?



赤福 3個で280円でした。


 門前町をブラブラと散策した後、バスで宇治山田駅へ。近鉄特急(宇治山田16:48⇒大阪難波18:36)で大阪へ。母親との待ち合わせが20:30だったので、かなーり時間が余ってしまい、仕方なく待ち合わせ場所近くでコーヒーを飲んで時間を潰していたら、叔母にばったり出会いました。こんな偶然もあるんですね。神のお導きとしか思えませんな。1時間ほど近況を報告しました。その後、母親と適当に食事をして帰宅。さすがの長旅で疲れてしまい、実家の猫とともに早々に就寝しました。


 翌日は、母や弟と共に祖母の見舞いへ。心筋梗塞で救急搬送され、入院した当初はかなり悪かったようですが、僕が見舞った時には普通に会話も食事も出来る程には回復していました。ただ、不整脈が酷いようで、モニターの心拍数が80〜100のレンジでかなり振れており、先生のお話でもこうした状態が続くのは良くなく、肝機能の回復を待って投薬治療を行ないたいとのことでした。それでも、祖母の方は、「病院の食事はマズい・・・」「塩サバが食べたい」とか軽口を言っていましたので、きっと回復してくれることでしょう。あと数ヵ月で7人目の曾孫が誕生しますので、是非その顔は見てもらいたいと思います。


 祖母には本当に感謝の念しかありません。両親が共働きだったせいもあり、脳梗塞で倒れるまでは親代わりに面倒を見てもらいました。裕福な家庭では無かった私が東京の私立大学に通うことが出来たのも、祖母の資金的な援助があったからです。本当は「ありがとう」って言いたかったのですが、このタイミングで言うと、「もう死ぬんかい」って祖母に突っ込まれそうだったので、気持ちだけ置いてきました(つもりです)。


 面会時間を終えた後は、翌日に娘の父親参観があるため、トンボ帰りで東京へ。のぞみ232号(新大阪14:07⇒東京16:43)